コンビニ人間 小さな感想
「コンビニ人間」を読みました。村田沙耶香さんの作品は初めて読みましたが、
作家仲間の西加奈子さんや朝井リョウさんなどから「クレイジーさやか」と
呼ばれているので気になっていた方です。
本当に普通ってなんだ?ということを考えました。
普通でいることが世の中に適応していくことかもしれない。
他人に普通を求めることはとても残酷。
そんなの全然正義じゃない。
自分の正義を他者に押し付けるのは自己愛でしかないんじゃないかな。
そもそも普通って誰基準?
普通の価値観ってなんだ?
とこれが率直に感じたことです。
18年間就職せずに、ずっとコンビニでアルバイトしている36歳独身女性。
就職して、結婚すれば正解の人生になるのでしょうか?
他人からみて幸せそうに見えることが普通の幸せなのですかね?
普通でいることは強要されるけど、人間って自分よりも不幸な人がいると安心したり…ややこしい生き物だな。
でも、確かに普通でいることがこの世の中では1番生きやすいのでしょうね。
3時間程で読み終わる量なので、空いた時間にさっくっと読めるのもいいですね。
村田沙耶香さんの文章はとても読みやすかったので他の作品も読んでみようと思います。